国内における卵子提供は制限されていますが、今後、国内でこれらの治療を希望する患者さんは増加すると考えられ、その対応が迫られています。このような患者さんへの心理的サポートシステムはほとんど存在しないのが現状であるため、当研究所では、生殖心理カウンセラーを中心とするワーキンググループを立ち上げ、これらの治療における心理支援体制を検討していきます。 

 

現在、卵子提供を希望する患者さんのほとんどが、アメリカなど国外へ渡航し治療を行っているため、患者さんの声が私たちに届かない現状もあることから、渡米し、日本人向け卵子提供・代理出産のエージェンシーに話を聞いて来ました。

その結果、患者さんが卵子提供などを口にした際の医療者の対応や、アセスメントのあり方、相談機関の皆無、治療前後の国内受け入れ施設の不足などが問題であると同時に、社会的偏見により患者さんは孤立しがちであることがわかりました。

 

まずは、患者さんを孤立させないためにも、独立した機関において、中立的な立場で心理支援が行われるのが理想であると考えます。それは、選択を後押しするものではなく、どのような選択を行っても共に継続的に考えていくというサポート体制を築いていくことです。そして、治療前、治療中、治療後、出産した場合の子の成長など、家族のあらゆる変化に対応出来るよう、多方面の専門家と連携を取りながら支援する必要もあると考えます。当研究所では、「理想的な心理支援とは」を追求し続けながら、より良い援助を目指していきたいと考えています。

 

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